月明かりに照らされたある夜のこと。 僕は仲間達が寝しづまっているキャラバンから抜けだし、しばらく歩いたところで振り返った。 もう戻らない。 頰が涙で濡れていた。 厳しくされることもあった。 楽しく笑いあったこともあった。 「今までありがとう、みんな」 僕はまた歩きだす。 新たな次の夢に向かって。