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出過ぎた杭は抜け落ちる

ちょうどいいところに収まりたい
密集したなかで 周りからの圧力のなかに自分の姿かたちを感じていたい
独りでは曖昧な 不確定なその輪郭を

ちょっと出ては叩かれて
もといた場所に戻される
居場所があるって安心感
出過ぎた真似をしている 杭は
抜け落ちてしまうのだと
18年も生きてればわかる
ちょっと出てしまったが
この程度なら問題はない

きれいさっぱり整った
味も素っ気もない人生
無味無臭の透明人間

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  • 冬の布団には
  • 形が残る
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