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真冬のコンクリート

全速力で壁にぶつかって砕ける
そんな風に壁にぶつかれたら
どんなに嬉しいだろうか
どんなにスッキリするだろうか
でも現実はそんなこと許してくれない
全速力で壁に向かっても押し戻される
なんでぶつからせてくれないんだろう
なんで砕けさせてくれないんだろう
それさえできればいいのにな
それさえできれば悩むこともないのに
なんで現実はこんなに厳しいんだろう
なんでこんなに世界は冷たいんだろう
まるでセメントで固められた壁のようだ
私はセメントを壊すカナヅチが欲しい

  • 真冬のコンクリート
  • 壊したい現実
  • ガラスのパンダ子
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