空を仰いで見たのは藍だ 道行く男女はきっと相だ 切の夕が終わっていくのだ 道路跨いだ君との間 それは君と僕の境だ 降り積もるのは白くはないや 車に踏まれる冷たい悔だ 濡れぼそった雪がまた落ちてきて 地面に着いたら溶けてしまった (車が通る) それでも残った真白な氷が 小さく薄く積もった雪が 君と私が降らせた雪だ 二人のあいだは白に埋まった