0

アイダ

空を仰いで見たのは藍だ
道行く男女はきっと相だ

切の夕が終わっていくのだ

道路跨いだ君との間
それは君と僕の境だ
降り積もるのは白くはないや
車に踏まれる冷たい悔だ

濡れぼそった雪がまた落ちてきて
地面に着いたら溶けてしまった

(車が通る)

それでも残った真白な氷が
小さく薄く積もった雪が
君と私が降らせた雪だ

二人のあいだは白に埋まった

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。