「ごめんよ、驚かせて。実はお前が星見てた時からずっと居たんだけどな。」
「え?そこから着いてきてるの?」
「お前星とか好きだったんだな。」
「あーそういう訳じゃなくて、なんか最近仕事とか上手くいかないし、休みも全然取れないし、ライブにも行けてないからストレス発散も出来なくて、今日久しぶりに休みが取れたから気分リフレッシュ出来ることがしたくてねーあそこにいたんだよね。」
「へーー大変なんだなーー。そう言えばさ、星の数ほどバンドとかアーティストっているのに同じ人を好きになってお前に出逢えたって凄いよな。」
「何言ってるの、なんで急にキザな感じになってんのさ。おもしろ。」
「だってもう会えないから。」
「え?どういうこと?」
「俺、お前が好きだったんだ。言えないまま東京に行くことになってそのままもう一生言える機会がなくなったと思って。でも、地元に戻ればお前がいるって思い出してはるばる飛んできたんだ。」
「ふーん。まぁ私も好きだったけどね。」
そう言った瞬間後ろを振り向いたがそこには誰もいなかった。その代わりにCDが1枚置いてあった。この間でた新譜のやつだ。確かに私も買ったが家に置いてあるからここにあるのはおかしい。恐る恐る手に取って中を開けると、歌詞カードのところに1枚の紙切れが挟まっていた。
「この新曲最高だよな!ベースの音が超かっこいい!やっぱり一生好きだわ!まぁ俺もう死んでるけどなwww」
思わず笑ってしまった。でもジョークじゃないんだよな。そう思うと急に寂しくなった。
私はCDケースを閉じ、表面をそっと撫でながら君の名前を呼んだ。
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なんかまた読み直したけどなんか文章おかしい気がしない?気のせい?気のせいであって!(笑)
「始まりと終わりで紡ぐ物語」では書き始め・書き終わり、テーマなど募集中です!不定期開催なので遅くなるかもしれませんが…