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御簾影と眠り姫

紅を引いて ゆったりと朧月夜を眺める
今日も貴方はいらっしゃるかしら
疼きをぎゅっと押し込めて
寝床へ身体を横たえる

御簾をそっと押しのけて
貴方が入る気配がした

ぼんやりと心は惰眠を貪り
されど貴方を見上げている

そんな私を貴方はそっと抱きしめて
口づけを落とし 十二単に手を掛けた

その後の二人……?
それは朧月夜

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