凍てつくような寒さじゃなくて 染み入るような寒さ あなたが寄越した視線は 冬になるたび蘇る 今ではこんな僕も かつては堂々たるピアノ弾きだった もううまく笑えなくなった顔を あんなにもほころばせていたこと 冬が来る度思い出す 消し去りたい思い出たち 明日は続くというのなら もうこんな思い出なんていらない