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遅い。【造語編】

「造語」のタグでは、こんな感じで作品を募集しました。

《以下の条件を満たして作品を作りなさい。
・一度の投稿に収まるように詩ないしは物語を書くこと。
・必ず造語を一つ以上使い、その意味をレス欄に書き込むこと。
・タグを「造語」もしくは「memento mori」にすること。》

結構限定しすぎな条件だと思ったんです。でも流石常連の皆さんですね。固有名詞を活用したもの、実際の言い回しを発展させたもの、はたまた完全自作のもの、いろいろなものがありました。それもその言葉達に適した前後を伴って。ほんとに楽しませていただきました。ご参加ありがとうございました。

さてさて、「造語」の話でもしておきましょうか。
詩人の皆さんなら、『言葉の限界』というものを感じることが多いのではないでしょうか?そもそも語彙が少なかったり、あっても適切な言葉を見つけられなかったり。時には国語辞典をひきながら何かを書いたことのある方もいるかもしれません(現に僕がそうです)。
現在我々が『既存の』言葉で会話できているのは、ひとえに先人たちの努力のお陰です。しかし人の気持ちほど具体的でないものはありません。『既存の』言葉では表しきれない感情、想い、記憶、そういったものを無理矢理にでも言葉で表そうとするのが詩人というものです。
何が言いたいか。僕は詩人の皆さんにこそ、『造語』というものを造って、使っていただきたいのです。肉を焼く火がないのなら自分でおこせば良い。表す言葉がないのなら自分で作れば良い。そういう言葉があってはじめて伝わるものだってあるのです。
もちろん万能などではありません。その言葉の意味がわからなければ伝わるものも伝わらないのですから。しかし、そういったひとつのツールを、是非持っていただきたい。そういうことです。

長くなりました。本来のきっかけは『歴史秘話ヒストリア』のテーマの影響なんですが(笑)
ではでは最後に、投稿してくださった方、本当にありがとうございましたm(_ _)m

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