都市の緑には言葉がない
額縁に飾られる、描かれた「田舎」
ベクトルは絶対条件
みんな同じ時間に電車に乗り込む
発車してしまえば、あとは揺られるだけだし
自然と人工の区別もつかない人たちが
平均点に胸をなでおろす能無したちが
その、凶悪なゆりかごの中で揺られて眠っている
考えているか
その先を
原点を
今を生きる人たちよ
きっとこのゲームは
この迷路は
上から覗く事ができる
迫る壁に耳を貸さず
始まりと終わりを理解し
いくつもあるゴールへ歩いていく
そうできたものが
きっとこの時を生き残ることができる