あなたのことが好き、だなんて簡単には言えない
ひょっとしたら君も
私のことが好きなのかもしれない。
なんて、ラブソングは唄う
退屈なラブソング 溢れかえった『好き』
卑怯だなぁ 好きを逆手に取って
当たり前のことを歌や詩にすればいいなんて
短絡的な考えを持つ人もいるんですもの
恋物語を描けば好きを表現できる
そんな常識、覆してやろうか?
なんて少しひねくれた、深夜2時。
なら、私は?
私なら、なんて言う?
…私なら
───『好き』はやっぱり溢れないほうがいい
溢れるほどの好きは、いらない
だって、溢れちゃったら
君への『好き』を捨てちゃうことになるから。
捨てるなんてもったいない。
水の張る力で飽和した好きを留めておいて───
おかえりなさい、ココロ飽和。