瑛瑠はそのあと、しっかりと責任をとって英人にかけられた不名誉な疑いを晴らした。
彼にしては珍しく表情を顔に出し、不機嫌そうにする。
「すみませんて、英人さん。」
「僕を犯罪者にでもする気か。」
歌名の座っていた椅子に座った瑛瑠は、向かいの英人に謝る。
そっぽを向いてしまった英人に瑛瑠は困ってしまい、歌名と望に目で助けを求めるが、ふたりとも苦笑いを返すのみ。
「今回は、瑛瑠が悪い。」
「紛らわしい言い方はよしてよ、瑛瑠さん。ぼく、本気でぞっとしたから。」
ここまで言われてしまったら、反省する他ない。
瑛瑠は英人をつつき、再度困ったように謝る。
「犯罪者にする意図はまったくもってありませんでしたし、英人さんなら犯罪じゃないですから。」
そういうことではないし、そういうところだぞ祝瑛瑠。
3人が、完全に諦めた瞬間だった。呆気にとられている歌名と望を置き、一足先に冷静になった英人は、深いため息をひとつつき、苦笑する。
「もういい。瑛瑠はもっと表現力を学ぶべきだ。」
きょとんとする瑛瑠に、さらに言う。
「無防備なのは僕の前だけにしてくれ。」
その一言に対する狼男と透明人間の抗議により、朝の時間はさらに賑やかになるのだった。
あ〜あ〜二人とも惚気(?)ちゃってもー(笑)
若いってほんと素晴らしいよね←
大好き狼ww確かに
そう云えばこいつは人狼だったよね、優男の癖に←
いかんいかん、歳をとると本音が(笑)
シェアさん》
ふたりとも、遠慮がなくなってからはいちゃいちゃしてますからねえ…((おい。
青春っていいですよ←
見た目に騙されるやつ(笑)
しかもウィッチとは相性悪いっていう笑
望くん、君も苦労するね…()
みーちゃん》
恋とはちょこっと違うんだなあ…笑
英人くんはともかく、一応瑛瑠ちゃんに、一切のそういった感情はないんだ。
なんだろう、馬鹿言い合える仲間といいますか。
望くんは瑛瑠ちゃん大好きだけれど(笑)
いいよねえ、私もどきどきしたい(笑)
追いかけるのって恋の醍醐味よねえ…。