汚いと言われて 両手にべっとり付けた色を落とそうとするキミ 私はなぜか 蛇口へとのばすその手をつかみたくなった でも出来なくて 水に溶けていくその色 「あーあ...もったいないな...」 「せっかくのキミの色だったのに...」 排水口に吸い込まれてく色水を 私はただ見つめることしか出来ない