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shadow

黄昏に染まった街は夜に流れ
歓楽街のネオンを吸い込むように
夕暮れの空に墨を垂らす

足元に伸びた
もうひとりの僕

shadow
全く同じ僕
全く違う僕


     黒

   光


もしも君が自我を持ち始めたならば
世界はいつ壊れるだろう

shadow
ずっと僕を真似ているけれど
いつかひとりでに歩き始めやしないかい

君は誰なんだろう
僕の影

光に照らされて呼び覚まされた君
宵闇のどこに潜んでいるの
僕の後ろに隠れていたりしないかい

もうひとりの僕
向こうの世界の僕

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