「困ったことに一切おぼえてないんです。」
「じゃあ、実際に過去にあった出来事だという根拠は?」
続きは大体予想できていそうなふたりだが、あえて望は質問をなげかけたのだとわかる。確認を得るために。
だから、瑛瑠も誠意をもって答えなければならない。
「夢の中に出てきたエルーナというヴァンパイアが英人さんで、それを記憶していたんです。ですから、根拠は英人さんです。」
「だから、まずは英人くんに確かめておきたかったんだね。」
そう言う歌名は、瑛瑠と英人が前もって話を擦り合わせていたことに、多少なりとも疑問があったのかもしれないと、瑛瑠はその時には気付いた。望も例外ではなかったようで、納得したようにうなずいてくれる。ただ、そんなそぶりを今まで見せなかった彼らに、ありがたく思うべきなのか、言葉をぶつけてほしかったと思うべきなのかは、今の瑛瑠にはわからなかった。
「それって10年前の出来事だよね?」
不意に歌名が声色を変えて尋ねる。
「私、覚えてるかもしれない。」
お久しぶりです??
さっき、夢の部分をまとめで読ませていただきました!!
終わらせ方が…もう罪!!
情景描写がやっぱプロっす。
私が書くと、会話が多くなってしまうので。
りんちゃん》
お久しぶりかな?笑
そうだよねえ…私もノートにかいた夢シーンを何回も読み返しながらかいています(笑)
嬉しいーっ!
会話ね、意識して多くならないように気を付けてるの笑 ただ、情景によって台詞多くして緊迫感出すこともできるから、色々試してみるといいかもね。