望は今まで聞き手に転じて、ずっと考えを組み立てていたのかもしれないと思いながら、目の前の彼を見つめる。
「みんなスルーしちゃってたから覚えていないかもしれないけれど、エルーナは、彼の父が“扉が開いた”って言っていたと話していた。……瑛瑠さん、そうだよね?」
急に振られた瑛瑠は急いでノートをめくる。たしかに、そういう記述がある。覚えているかと言われればノーだ。1週間前の自分に問いかけたい悔しさがあった。
「そうです。」
「それって、ぼくたちも通ってきたあの扉のことじゃないかな。」
押し黙る。望の言おうとしていることを、知りたいような知りたくないような気持ちで、次の言葉を待つ。
「神殿には、いくつかある扉のうちのひとつがある。それも、僕が思うに、規模の大きいものが。それが開き、人間界に繋がった。そう考えるのが自然だと思うのだけれど。」
「つまり、どういうこと?」
歌名は恐る恐る尋ねる。
「つまり、」
はいそこで切っちゃう!そーゆーことするんな!焦らしますわ相変わらず。はい。
めめんとさん》
はいそうなんですよー笑
今回はいつもに増して酷いですね、これで今週終わりっていう(笑)
楽しみにしてもらえると嬉しいです。笑
みーちゃん》
いつものね(笑)
今回は読点で終わらせるあたりいつも以上でした。
今年も終わるね、来年もよろしくお願いします(*^^*)