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LOST MEMORIES ⅢCⅦⅩⅢ

つまり,そう言って望は続ける。
「その監視対象が扉を越えて来たんじゃないかということ。」
全員が顔を見合わせる。
それなら、狐が監視対象であることも、人間界から来たことも説明できる。
ぱっと顔を輝かせた一同だったが、再び顔を曇らせる。
「狐ってどこからきた?」
何か重要な存在であることは確かなのだが、ここに至るまでの思考の大前提として、瑛瑠の夢が過去のことであるというものがある。
瑛瑠は不安そうに口を開く。
「あの……狐の部分だけ、本当に“夢”だったらどうしましょう……。」
断言はされなかったとはいえ、チャールズに確認したため、そんなことはないと思うのだけれど。
すると、あっと言って望が目を見開く。
「そういえば、この近くにお稲荷様を祀っているお社があったはず……。」
その言葉にはっとしたように手を挙げたのは歌名で。
「次、私の番。」

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