「なあ」
「なんだよ」
「驚かないのか」
「ああ」
「変なやつだな」
「それほどでもない」
「それにしても」
「何さ」
「こんな寒い部屋に一人なんて寂しいな」
「お前がいるよ」
「何言ってんだ、俺はお前だよ」
「そういえばそうだ」
「そして俺と話してるってことはお前さんは████だ」
「何て言いぐさだ」
「そうは思わないか」
「ああそうだよ、俺は████だ」
「全く自分と二人暮らしだなんて」
「やってらんないよ」
「長い付き合いだがな」
「分かり合える日が来るとも思えないよ」
「全くだ」
「...寒いな」
「暖房は」
「電気止められた」
「そうだったな」
「昨日バイトもクビになったし」
「金も借りっぱなしでな」
「その話は今しないでくれ」
「...悪い」
「いつになったらこの部屋から出られるんだろうな」
「お前が俺に勝ったらな」
「...なるほどな」
日とは様々なものを物の怪と言って怖れますが、一番の『物の怪』は自分自身ではないでしょうか(持論)
誤字:日とは→人は
最近「人」って打ちたいのに「日と」ってのは出てくる
また新しい考えですね……。
全ては自分自身。確かにそうなのかもしれないです。勉強に(?)なりました。