──砂時計の中に閉じ込められる夢を見ている。ダイヤモンドを吐息で潤ませたような色をした砂粒が、裸で横たわる私を目掛けて真っ直ぐに降り落ちてくる。
流れることを諦めた流れ星に、撃ち抜かれ続けているみたいだ。冷たいガラスに体温を絡め取られながらそんな風に思っていると、何やらスケールのおかしい君がこちらを見つめていることに気が付いた。
あの日の別れ際のように振ろうとした掌は、とっくのとうに砂の海の底だ。仕方がないので、水面から半月型に露出した頬で微笑んだ。君は静かに泣いていた。
最後の砂粒が私の髪を沈める。意識の花弁が一枚ずつ剥がれ落ちていく。次に目を覚ますとき、きっと私は私も君もいない世界に居るのだろう。そういえばこれは夢なんだっけ。どうでもいいね。おやすみなさい。
夢十夜っぽい
こういう詩、憧れます
何回も何回も反芻したくなる幻想的な詩です…
タイトルを見た瞬間にRNを確認して納得してしまい、何回も読み返してしまいました。
真珠姉さんの世界だなあって、わかっているのに引き込まれて抜け出せなくなってしまった。
お腹出して寝てはいません…!笑
でも、風邪は見事にひいてしまいまして。インフルエンザの猛威は私のまわりではまだ確認できないのですが、真珠姉さんも風邪やインフルエンザには気を付けてください。
短いスパンで見かけることができてとっても嬉しいです(*^^*)
fLactorさん、レスをありがとうございます。夢十夜大好きなのバレちゃいました?
何夜が好きなのかは内緒にしておくけど、この調子だとそれも察されてそうでおそろしいな。笑
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ピーターパンさん、レスをありがとうございます。いつも大事に読んでもらえてるみたいで嬉しい。抜け出さなくていいのよ。逆上せちゃってもちゃんと看病するからね。
それは大変!ピーターパンさんの書くお話が読めるのは嬉しいけど、無理しないでくださいね。心配することしか出来ないのが歯がゆいです、、、どうかお大事に。
爪先もかわいい妹とお話し出来て嬉しいです。新年早々こんなに運を使っちゃって大丈夫かな。ただでさえ今年のおみくじ末吉だったのに。笑