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LOST MEMORIES ⅢCⅧⅩⅦ

あっさり認めてもらえたことに驚きを隠せない。
どこから尋ねていいかわからず、言葉を紡げない。
「情報は花さんから伝わったってことだよね?」
「はい。」
「じゃあ、花さんには私たちの正体はバレているってこと?」
「そういうことになりますね。」
返ってきたのはあまりにも悪気のない肯定で。
「……いいの?」
「よくはないですけどね。」
クラスが違ったのにどのタイミングで知り合ったのだろう。そもそもどうして正体がバレるなんてことになったのだろうか。少なからず瑛瑠たちは今のところそんなことはないと思われるし、今後もとりあえずはないだろう。人間の生活に馴染みすぎている。
チャールズは贔屓目なく優秀だ。それは瑛瑠自身よくわかっているし、チャールズの同級生も優秀だろうことは同然で。
「彼女の場合、色々特殊だったんです。」

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