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No music No life #6 フィクサー

結月視点

病院で、ベッドに横たわって、窓の外を見ていた。なぜ僕は、涼香を守れなかったのか。考えたら、自分の無力さに涙があふれてきた。
この先が、見えない。逃げたい。飛びたい。やめたい。だから、沈んで、沈んでしまいたい。
そんな時、病室のドアがノックされた。
「どうぞ〜」僕が言うと、時雨ちゃんが入ってきた。黙って、封筒を渡された。そこにはこう書かれていた。『御影結月様 中村時雨様』と。その下に小さく、こう書かれていた。『長嶺涼香』
と。
僕と時雨ちゃんは、顔を見合わせた。
【続く】

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