いつもより早く目覚まし鳴らして
目なんて擦ってる場合じゃないわ
いちばんに覗き込んだ姿見寝癖のわたし
不貞腐れたみたいにこっち見てるの
そんなつもりじゃないんだからね
タンスの前いっぱい放り出した洋服
時間がないのどうしよう
でもこっちのほうがあなたは好きかな
気付いたら何も知らないんだあなたのこと
こんな日に限ってできちゃう寝癖
ずっとゴロゴロしてる日は綺麗にまとまるなんて神様のいじわる
隣の部屋で鳴ってるの聞こえるアラーム
どうしようもっとかわいくなりたいのに
すれ違う知らない女の子がみんな
私よりずっとかわいくておしゃれにみえる
恥ずかしいな
約束の場所にあなたを見つけた
どんどん胸がどきどきしてしまうの
なんて声かければいいのかなんて考えてなかったのに
人混みを隔てて
目があった
ぎこちない笑顔恥ずかしい
下向いたわたし
ちょんと頭に触れて笑ってたのあなた異常なくらいに眩しくってでも目を反らせなかった
かわいいなんて言わないでよ