君が行ってしまう夢をみた 目覚めたときに散らばった夢のかけらは 恐怖の破片に姿を変えて 僕の心を突き刺す 破片の刺さった心から滲み出た血は 色を変えた涙になって僕の頰を音もなくつたう そんな朝を何度も繰り返すたび僕は空っぽになっていく 言葉は僕のなかから消えてなくなり 負の感情が僕を蝕む なにも感じられない なにもできない それでも時は過ぎ去り移ろっていく そして思い出す 夢ではなく、君が行ってしまったことを