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分厚いレンズで教室を見渡して
今日も思うんだ「何もない一日だ」
いつものペルソナを鞄から取り出して
眼鏡外して顔を覆った

絶対的安全地帯はもう存在しないから
僕の適切な関係解を探そうか
繋ぐ糸が撚り合わさって出来上がるのは人物像
当たり前の嘘を毎日に溶かしてゆく

ねえねえ本当に僕ら偽っていないかい?
「仲良く 楽しく」なんて簡単じゃないし
僕ら純粋を汚しあってさ もう知ってんだ
自分知ってるから顔隠してるんだよ

大きな仮面 "僕"はわからないだろ?
泣いても嘲ても決して伝わらない
目穴から覗けば誰だってそうなんだ
心臓守る肋の様に僕の自我を守っていてくれ

吐きたての嘘温かいでしょ?
夜には冷えて君の心臓を刺し貫くから
愉快だ愉快だ 
仮面の奥 伽藍瞳は無表情のまま

いつか仮面が外れなくなって
「まあいいか」って笑っていた
浮かべている作り笑いが
張り付いて離れない

哀しいときも苦しいときも
僕は薄情な笑みを湛えたけど
泣きたいんだ叫びたいんだ
無表情で突き飛ばしたくないんだよ

顔から引き千切って粉々に砕きたい
露出した僕のホントの顔を誰か守ってくれ
そんな奴はどこにも存在しないのさ
顔を毛布に埋めて眠る

アイデンティティに巻き付いた
茨が刺さってほどけないの

君よ 僕の心を見透かしてくれ
汚いところも全部々々
僕の涙を掬い上げてくれ
こんな僕に手を差し伸べて

一緒に心から笑いたいんだ

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