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LOST MEMORIES 401

並んで歩く瑛瑠と英人。
「どうしてこうなった?」
瑛瑠は愛想笑いを返す。
チャールズが、用事を思い出したので先に帰りますね,と放った一言により、ジュリアも帰ると同調し、残されたふたり。念のため花に聞くと、やはりお代はチャールズが持ったようで、英人をなだめるのに骨を折った瑛瑠は『Dandelion』を出て散歩することにした。
「大体予想はついていたが、花さんが僕たちのこと知っていたとか聞いてない。」
苦い顔で呟く英人を憐れに思いながら、私も昨日知りましたと告げる。
付き人の繋がりは強いようなので、明日歌名と望にその話をしても、きっとすぐに伝えられているのだろうと思う。
「どうやって知ったんだろうな。」
そう、ぽつりと呟く英人は、たぶんジュリアを思い浮かべているのだろう。バレるなんてヘマはしないと。
「とりあえずみんなと情報を共有次第、役割を分担して探りましょう。」
「あぁ。」
頷いて英人はちらっと瑛瑠を見る。
「……不可抗力とはいえ、またデートになったな。」
「……そうですね。」

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