瞬きのあいだに消えるきみの こころに触れてみたかった ひかりのようにまっすぐで 獣のようにうつくしい どこかで聞いた言葉しか使えない そういう類いのさびしさに 後ろ髪をひかれながら歩いた 暗がりを照らすのは夢のないネオン ぼくの行く道はありふれている 夜と出会った記念に眠る 朝に追われて家を出る 気高かったきみはただのひとになって ぼくはすこしだけ大きく息を吸う