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告別の詩

今日もまた下らない太陽が上り
真っ青な空は吐きそうな程です
全身の気怠さは昨日の後悔達で
いつまでも僕の踝を掴むのです
こんな何でもない冬の朝だから
縮こまった体を少しだけ震わし
また今日も行くべき場所へ行く
目的などとうの昔に忘れました
こんな僕をこんな所に繋ぐのは
死ぬことさえ面倒に思う怠惰と
この世への未練かのような顔で
僕の心に居座り続ける恐怖です
自分の為に生きられるほどには
僕は強くなんてなれなかったし
誰かの為に生きられるほどには
僕は優しくなんてなれなかった
僕に死ねるだけの勇気があれば
僕はもっと幸せだったでしょう
努力することを覚えられたなら
僕はもっと幸せだったでしょう
それでもその何方でもない僕が
幸せだなと思う瞬間があるから
この世界はやっぱり意地悪です
僕の襟を掴んで離さないのです
貴方はこれをただの詩だと思い
また溜め息をつくのでしょうか
何れにせよ僕の中の浅ましさが
やっぱり僕は嫌いでなりません
誰に伝える気も無いかのような
こんな長ったらしい詞たちさえ
貴方は何故か拾ってくれるから
やっぱりこの世界は意地悪です
そんな詞ももうすぐ終わります
ですが最後に一つだけとすれば
僕は貴方のように生きたかった
それしか言うことは無いのです

  • 読ませる気無いよな(笑)
  • 14
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  • めめんとさんの紡ぐ言葉たち、今回はいつにも増して屹立しているね。今思っていることだからなのか、とても強い(儚くて美しくて胸がきゅってなる強さ)詩だと思いました。
    私、この詩がすごくすごく好き。
    (なんて言ったら貴方は一体どう思うでしょう。)
    “掲示板に書くことじゃなかったかもしれないけど”なんて、何ふざけたことおっしゃっているのですか。想いをぶつけてこの作品が存在するのなら、それは大正解だし、私はすごい瞬間に立ち会うことができたのだなと思います。
    本当に、どこをとっても好き。たぶん、この想いはレス欄にはおさまりません。
    褒められ慣れてない(褒められるのが苦手、だっけ?)めめんとさんだそうだけれど、これを褒められずしてどうするんです。とか言いながら、感想はおさまらないので割愛します。ここまでの熱量を見て察してください。聞きたかったらいつでも言ってね、長文を作成しておくので(笑)
    ほんと、ここ最近で一番の詩だよ、めめんとさん!!!(小声)

  • とりあえず素晴らしすぎるのでスタンディングオベーション送っときますね
    \\パチパチパチパチパチパチパチパチ//

  • ピーターさん、fLactorさん≫
    まとめて返すことを許してくださいね
    この詩を好きだとか素晴らしいだとか言われるのは少々複雑なところもあるのですが、ありがとうございます。それでもやはり僕にはこんな詩しか書けないので。ありがたいです。