会いたくて会いたくて会いたくて泣いた。傷つけることが怖くて手紙も出せない。あなたのいない集合写真を見るたびに、あなたと笑いあって肩を組んでピースサインをして写真に残るすべてのひとがうらやましくて憎らしい。教わりたいことも伝えたいことも山ほどあった。いまも眠ったままの言葉たち。
お元気ですか。あたらしい生活はどうですか。こころの栄養は補給できましたか。また音楽に触れていますか。ふとした瞬間あなたを思い出してしまうわたしは、まだあなたを苦しめていますか。行き場をなくした思いは音にもなれなくて、届かないとわかっているからちゃんと泣ける。