主観から乖離した情報などは無く、
視点を変えただけの自己世界で
私という一人称を抱きかかえた者が
感染症のように蔓延している。
それが、社会であり世界であるのだから
そんな素材は、磁石の反発する
という構造と似て交雑も干渉も束縛も嫌う。
学校なり会社なりに1つの箱に納めるという
統率行為は、愚行に過ぎず滑稽の極みである。
水が留まることを知らぬように人もまた知らぬ。
そこから繰り広げられる憎悪は凍土すら思える
気持ち悪さ感じる。
利他を思わず利己に囚われ、
情を囮にし、欲を先行させ
愛を貪り食う。それが人間であり
その醜い同士を掛け合わせ、
文豪が語る地獄のような絵を
具現化させたのが
今この世にある視点から
繰り広げられる物事では無いだろうか。
信じる信じない、愛する愛さない
否その事を思うことすら
はなはだしく馬鹿なる行為だ。
血の繋がりがない、他者に求める期待こそ
1番理解をして求めるものでは無い。
物事、者事は自分でしか知りえないのだ。