「理不尽じゃありません?」
そこまで痛いわけではなかったが、これ見よがしに額をさすって見せる。
なんかなんていう理由で額を弾かれるなんてと英人を睨むけれど、彼はどこ吹く風である。
「もう行くぞ。送る。」
いつもの調子でそんなことを言うものだから、瑛瑠は苦笑して立ち上がる。
「じゃあ、お願いします。」
そう言って英人を見るが、彼の目はこちらを向いていなくて。
瑛瑠の足元に向けられた視線を辿ると、地面には何かが落ちている。
不思議に思って拾い上げたそれは、どこかで見たような、真っ赤な花の付いた針のようなもので――
「それ!」
小さな女の子。艶やかな黒髪が目に飛び込んできた。髪はふたつの小さなおだんごにされていて可愛らしく、一切の曇りのない瞳を持つ彼女は、5歳くらいの紛れもない美少女であった。
ブランコで見かけた子どもはこの子だったのだろう。
「返して!それ、アカネの!」
泣きそうなその声に、ふたりは顔を見合わせた。
お、新キャラ?
5歳の美少女の言葉の威力凄い。艶やかとか普通5歳に使う? (いや、使わない)(反語)
改めて、美男美女しかいない世界だなあ……。
花のついた針のようなもの??
普通に何かわかりません泣
え、美少女って…5歳から美少女って…
将来どうなんの
変な視点から見てすいません笑
fLactorさん》
はいはい(挙手)。
美男美女についてですが!イケメン描写はチャールズと英人くんのみのはずでございます(英人くんに関しては瑛瑠ちゃんの主観)(のみって言っていいのか)。
望くんは爽やかとかなんとかはあったかもだけど…(あ、でも人気の委員長だから顔もいいことになるのか←)、瑛瑠ちゃんと歌名ちゃんに関しては美人さん描写はないんですね(可愛らしいお顔が台無しですとか良い女とかまわりからの茶々はよく入りますが)。
要は、美少女ってちゃんとした容姿についての表記はこれが初めてなのでって言いたかったんです(チャールズの美しい顔は若干皮肉として用いたりもしていますしね)。 こだわりとかポリシーとかすごく自己満足ではあるんですけど、一応嫌味なく特徴としては初めての表現なんです!(まあみんな美男美女なんですけど←)
りんちゃん》
何か思い出さないかしら?(笑顔)
黒髪の美少女です。私のイメージとしては瞳も真っ黒でくりっくりなんですよね。真っ白なたまご肌で。
私の方が変な目で見ている自信があるので大丈夫よ(何が)。
あれ、黒髪に対する艶やかだから読み方はつややかだけれど、もしかしてあでやかって読んだ人いるかしら?