あの白くてもちもちした中の一粒のいちご。 まわりは甘い餡に包まれてる。 口に入れたときの、みずみずしさ。 やさしいやさしい甘さ。 そこには幸せがつまってて、少し分けてくれるの。 元気になってねって。ちょっと控えめに。 あぁ、ことしは出会えてない。 もしかして、秘境の地にいってしまったのか。 わたしのことが嫌いになってしまったのだろうか。 「わたしは好きだよ。」 そうつぶやいて、まだかまだかとあなたの訪れを待っているのです。