夜を広げてゆく黒い河に、ことば浮かべて、落っこちた三日月が滲んだ、みたいな、せーので飲み込んで、今日からわたしも音になるの。参考書に押しつぶされる予知夢をみたから、これは愛の告白、逃避行。知らないきみの手をとって、知らないわたしになる、3キロ手前のお話です。おやすみ、おはよう、あの丘までたどり着いたら、すこし休もうか。