いつかずっとずっと昔のこと
この惑星 宇宙さえなにもなかったころ
無さえ存在しえなかったころ
そんな記憶にも満たないどこかに
いちど見たんだこのすべてを
同じこと幾度となく繰り返してきたような
でも瞬きをもうひとつしたら
なにもかも忘れてしまいそう
きっと忘れてしまったことさえ忘れてしまうから
この瞳孔にも映していないもの
揺らめく光と水のなかに葬られた私
永遠にこの静かな音のなか
生きていたことさえ曖昧に消えてゆく
水面の向こう側にいる人々の記憶からも
きっと消えてしまうのね悲しくはないけれど
胸に組んだ合掌を爪の端の端から
抗えないなにかが溶かしてゆくよう
さあその瞬きをひとつ
永遠に
なにも見えない聞こえないの
ここには無さえないから
レスありがとうございます。
特別意識したわけじゃないですよ。
夢に出てくれたから嬉しくてそれをポエムにしてみたんです。
素敵な言葉ですよね。
夢の通ひ路。