こんばんは。28歳になる大人の生徒です。
今日の授業テーマについて、過去にクラスメイトの被虐待児を保護した経験があるので、メールをしました。当事者本人ではないので役立たないかもしれませんが、その当時の経験を綴ります。
中学2年生のとき、クラスメイトの女の子がお弁当を持ってきていないことに気づきました。はじめはダイエットなのかなと思っていましたが、4日ほど続いた後に「義理の両親がずっと帰ってきていないのでお金がなく、お弁当が作れない状況」だと聞きました。
彼女は両親と死別しており、中学1年生から叔父夫婦の元へ引き取られた子で、事情は把握していましたが、裕福な家庭の子でしたし、ネグレクトであるということは全く気づいていませんでした。
その後はしばらく、家の母がお弁当を2つ分持たせたりしていたのですが、1ヶ月後くらいからウチの家に泊まる様になりました。
しかし、ある日警察官が自宅にやってきて、「未成年者略取」の疑いで私を含む家族全員が話を聞かれることになり、警察が児童相談所に通報。彼女は児童養護施設に入ることになりましたが、彼女の養父母は金銭的な理由で彼女との同居を望んでいたこともあり、大人の都合で振り回される彼女が可愛そうで仕方ありませんでした。
この話の辛いところは、彼女が結局施設で知り合った方と早い年齢で結婚し、彼女自身も子供をネグレクトしてしまった点です。最終的には子供の命を救うために、私が児童相談所に通報をしました。この時18歳でした。
その後、子供は乳児院から養子に出され、幸せに暮らしていると聞いていますが、未だに彼女から子供を取り上げてよかったのか、私がしたことは子供を本当の意味で救う行為だったのか悩んでいます。
そしてこういう悩みを抱えているのもそれを話す相手、話せる相手が周りにいなかったからです。SOLを聞いているみなさん、虐待されている人の存在を知っている皆さん、ぜひネットでもラジオでもいいので、自分の状況をなるべくいろいろな人に話し、たくさんの意見を聞いてみてください。大人が信用出来ないかもしれない。でも若いあなた達よりもいろいろな経験をしてきた大人には、大人なりの知恵があったりします。本日の放送を聞くすべての未来に、明るい光が差すことを心から願っています。