君が背負っているその蛍光オレンジのリュックは私に死ねと言ってくる。 目がチカチカする蛍光色は得意じゃない。 毎朝楽しそうに友人らと一緒に登校する君とそのリュックを見かける度に、私はもうこの橋から飛び降りてしまいたくなる。 まるでこの世界に一人の様な気になってしまう。