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憧れた世界と現実と。

あなたの袖から見える手は、わたしを引き止めようとも追いかけようともしない。
わたしたちの関係はいつだって、窮屈だった。
いつか憧れたドラマや漫画の世界。
そこでの恋は、輝いてわたしの心をひきつける。
経験してわかった。
恋は、くるしい。
たまっていた想いが、あふれてとまらない。
あなたは、わたしのことどう思ってるの。
考えてたら、もうあなたは目の前にいなかった。
繰り返す。想いを全部かき消すように。
わたしは、ただひとり。
憧れた世界と現実と。
その狭間で揺れる。
飲んだコーヒーの熱さと香りが、しみた。

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