バニラシロップとスチームミルクの組み合わせに、滑らかなフォームミルクをたっぷりのせ、その上からエスプレッソを注いでアクセントに。仕上げに、どこで作ったんだかオリジナルと思われるキャラメルソースをトッピングするチャールズはカフェの店員さん。
バニラの風味が作っている間も鼻腔に届き、その甘さが絡まっていた糸を1本ずつほぐしていくようだった。目の前では、チャールズの手が慣れたように動く。
「チャールズって何ができないの?」
どうせできるのだろうと思ってお願いした節はあるのだけれど、やはり期待を裏切らない男チャールズである。
瑛瑠がチャールズの手つきに見入っているのを見て、チャールズは苦笑する。
「私なんてできないことだらけですよ。」
瑛瑠はチャールズを見上げる。
「例えば?」
キャラメルソースをくるっと落ち着けたチャールズは柔らかく微笑む。
「お嬢さまの気持ちを読み取ること、とか。」
月480円くらいでチャールズ貸してください。
だ、か、ら
美味しそうなんですってばっ!
よだれ出ちゃうから。
ね、
あと一週間にせまってきました。
そうです。奈良県公立高校の入試です。わ~~~…
もうなんか実感なさすぎて怖いです…
倍率、公立も気にしない方がいいですか??
絶対うっそだあ。俺は信じないぞ、チャールズ。
りんちゃん≫気にしたら成績が上がるだろうか、いや、上がらない(反語)
どうせ今までやって来たぶんしか解けへんねんから、もうそれで良いやん。やることをやろうぜ。受かってくれと願うのはそのあとだぜ、うん。
fLactorさん》
ごめんね、彼、瑛瑠ちゃんレベルの可愛い女の子にしか使えたくないみたい()
りんちゃん》
え、へ、へ
めっちゃ美味しそうだよねえ笑
描いていてよだれ出ちゃうウフフ。
公立はまあまあ気にした方がいいけれど、倍率で結果が変わるわけではないから、その点では気にしなくてもいいかな。やるだけやればいいのよ、私は緊張が試験の大敵だと思っているから、いつも通りできそうなら無理に実感させる必要もないんじゃないかな。
めめんとさん》
あの人は流れるように嘘をつくもんね((
じゃあ、私、チャールズ借りちゃおうかな(笑)
いや、私は無理でしょうか…笑
瑛瑠ちゃんレベルには到底及ばないから笑
月500円だったら貸してもらえるかしら笑
「お嬢さまの気持ちを読み取ること」とか言ってる時点で出来ることないでしょ…。好き。
間違えた!「できないことないでしょ」でした!
りんちゃん》
なんかみんな賃金安すぎじゃない!?!?笑
チャールズにブラックだって訴えられるよ!笑
みーちゃん》
はい、そうやってひとことひとことにつっこんでくれるの大好きです。笑
チャールズは罪深い。