バターがあったから砂糖と混ぜる。卵があったから少し君にあげる。アイスクリームは好きだけど、溶けすぎたら美味しくないから、と言ったいつかの夢すら遠くの空に落ちたのに、いつまでもふるっているの、白い鱗粉。冬が夏になるまでただ待っているだけの蝶かな。熱りもいつか冷めるよ、とまた声がする頃には、できているかな。