いなくても平気だったら
こうして傍にいるわけないじゃない。
いなくても平気だったら
携帯がなる度に
会えると分かる度に
嬉しくなるわけないじゃない。
人は酸素がなくちゃ生きていけないのは
誰だって知ってる。
でもそれが
酸素の存在が
当たり前すぎてみんな忘れてる
山に登ったとき
水に潜ったとき
ふとその大切さに気づく。
そういうことを繰り返して
私はここまでやってきたように思うけれど
そうやって過ごす時のなかで
大人になったことが
あなたのあなたに対する必要性の証明を
できなくさせてしまっているの?
酸素がなくちゃ生きていけないから
と縛り付けることはしたくない
あなたの負担にはなりたくない
でも
息苦しさを隠して
あなたがいなくても大丈夫と
微笑むことが出来なくて
あなたの声が少し寂しげに聞こえてしまったから。
あなたのいない世界を想像できないから。
大丈夫なんて言えないの。