窓ガラスに映った黒目の向こうには 夜の街が広がっていた。 雨宿りもできない空の下で 人生ゲームに1回休みも振り出しも無い 羊水臭いところから始まる 喜怒哀楽の電気信号 「単に優しいだけかもね」 なんで僕だけに言うんだろう みんなもなればいいじゃない 優しくすればいいじゃない 羨んでても憧れてても 中身は黒ずむ一方で 湧いてくるのが悪いなら 吐く言葉も汚らしい 室外機みたいな人生は いつかは報われるんだろうか