ギターも弾けないし
歌で人の心も掴めない
喋るのも下手で
いつも部屋で引きこもってばかり
だからいっそのこと
スーパーヒーローになりたい人生だった
開かないドアが一瞬で開く魔法
ラジオから流れる音楽が人の心を打つような魔法
そんな魔法が 私の詩にもあったらいいのに
毎年、この日が来ると思う
テレビで流れる津波の映像
子供心に恐ろしかったあの日
毎日書き綴る文のなんと拙いことでしょう
いいなぁ、力があって
私はいつも分けてもらって
涙をこぼすばかりで
スーパーヒーローになれそうもないや
でも もしあなたが
私の詩の魔法にかかったっていうなら
私は
スーパーヒーローなんだって
信じても、いいですか?
ゆずのスーパーマンって曲が俺は大好きでね、魔法使いにもヒーローにもなれないけれど、ぼくに描ける詩だけを描きながらいきているの。
…誰か、こんなぼくの詩を読んでくれるのなら、ヒーローになんてもう、ならなくていいやなんて。