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ほんとうはお手紙がかきたかったのです

お手紙にもならないような、意味もない詩をぼくはかいていました。陽射しがあたたかくて、風だけはすこしつめたかった今日のこと。あなたのまちにはもう、春がきましたか?ぼくはいつものシャツの袖口をひらり遊ばせて、ガラス越しに眺めるそらが少しまぶしくて、まぶたで日なたぼっこをしていました。また気が向いたらお便りしますね。

  • 即興詩。
  • ことばのなかでも役に立たないのがきっと、詩。
  • それってとても贅沢なことだよね。
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