0

coco coffee

近所の古い電気屋の
となりの珈琲屋が
好きだって言って立ち寄った
「飲んでみなよ」
ふたり笑っていた

飲みたかった飲めなかった
苦い珈琲屋のコーヒーの味は
消えて欲しくなかった
消えていってしまった
いつしか思い出だけになった

それからあの珈琲屋
立ち寄るには何の意味もなく
それでも目に入る距離の
忘れられない珈琲屋
これはなにかの罰でしょうか

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。