「…質問はこれで終わり?」
耀平が思い出したように尋ねる。
「あー…うん、大体済んだ」
そうわたしが答えると、耀平の表情がふっと、ちょっとだけ冷たくなった。
「…絶対に異能力のことは人に言うなよ。お前は例外中の例外だ―言ったらただじゃおかねぇ」
「―そうだよ、他の人に言おうものなら、ボクがアンタの記憶を奪うからね…どこに逃げても」
ネロはにやりと笑った。まぁ、こういうのは秘密ってものなのだろうけど…
「…こういうのって、ホントに秘密にする必要ある?」
このつぶやきに答えたのは黎だった。
「…この世界という、”社会”の秩序を守るため、平穏を守るため…だ。異能力者はいつの時代も、社会の陰で生きてきた―どこだろうと」
相変わらず黎の目は冷たい。でも、他のみんなの目の中にも冷たさはあった。
急に空気が重くなって、この場に居づらくなった。
それは彼らも同じらしく。
「…ちょっと飲み物買ってくる」
そう言ってネロが、座っていたベンチから立ち上がった。
最近更新早いですね!毎日ありがとうございます!お疲れ様です。
FCNo1侍
確かにコマイヌ相手なら逃げられないな。
皆さんレスありがとうございます!
北西の侍さん! 最近更新が早いのは、春休み中でわりと時間があるからです! ただ学校始まったら遅くなるかも…(定期テスト前とかは書き込めないのでご了承ください…)
何かが崩壊している者さん! …よくわかっていらっしゃる… ええ、彼の力をもってすれば、きっと逃れることはできません…(笑)
今日も連載します!
なんか、この五人だったらなんでもできる気がする。最新話もwktkで待ってます!
2回目のレスありがとうございます!
…え、この5人ならって…どうでしょうねぇ…(笑) ちなみに「wktk」ってどういう意味です? 何かの略語っぽいですけど…
wktkは、ワクテカっていう意味の2ちゃんねる語で、ワクワクの上位互換(かな?)
3回目のレスありがとうございます!
なるほどね、ワクワクの上位互換ですか…覚えておきます。