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硝子のプレゼント#1

皆さん、お久しぶりです。
以前、物語の初めと終わりを決めて頂いてそれで書く「始まりと終わりで紡ぐ物語」のコーナー…と言っても1回しかやってないのですが…をやっていました。
11月にmemento moriさんから「それは紛れもなく硝子だった」で始まり「待ってろ、そう呟いて彼はその1歩を踏み出した」で終わるものを書いて欲しいと頂いたのですが、受験生だったり難しかったりして今さらになってしまいました…遅くなってすみません
実はSOLは卒業するつもりでいるのでもしかしたら最後かもしれません。いや、多分最後です。
今回は少し長いですし前置きを書きすぎたので多分3つに分かれます。
あいかわらず拙い文章ですし若干無理矢理なところもあるかもしれませんがぜひ、読んでください。

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それは紛れもなく硝子だった
何となく綺麗だったから拾い上げる。
少し砂で汚れていたが洗ってあげたら輝きが戻った。
「きれい…」
私はそれを透かして見てみた。すると何となく人が映って見える。後ろ姿だけど間違いない。あれは私の好きな人。高校1年からずっと好きで、3年生で同じクラスになれたけど1度も話したことの無い人。私みたいなコミュ障が友達が沢山いる彼の彼女になれるわけが無い。そもそも話しかける勇気が出ない。だからずっと後ろ姿だけを追っていた。
もう3月。あと10日で卒業式。今言わないともうずっと伝えられない。でもやっぱり不安でしょうがない。
私はその硝子を持ち帰った。

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