ふと耳たぶを触る
ぽつぽつ
と空いている2つの穴
あの時は痛かったなあ
なんて思ってみる
初めてできた彼氏で
彼は何も知らない私にいろんなことを教えてくれた
料理に勉強…
もちろん初めての夜だって彼
その途中に私はワガママを言った
「あなたと同じ場所にピアスを開けたい」
ってね
あなたは一瞬驚いたけどすぐに
「わかった」
って言って自分の使っているピアッサーを持ってきた
あなたは右耳に2ヶ所開いていたから
私も右耳に2ヶ所開けてもらった
懐かしいな…
「ママ、どーしたの?」
「ううん、なんでもないわ。そろそろ帰ろうか。パパ待ってるし」
「うん!」
私は娘と手を繋いで歩いた
その彼が今はパパなんだよなあ
って思いながら
勝手に最後お別れしちゃうのかなぁって思ってた……ハピエンだった!良かった!笑
素敵なお話。短い文の中に思い出と、テーマのピアスと、そして現在まで表現出来てて凄いなって思った!(私はいつも長文になりがち……)
ピアスは、そこから増えなかったんだな、とか、色々、ピアス好きとしてみてしまって、ムダにハラハラしました←
すみません、関係ないところで