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青くて蒼いある日の話 #2

梢がプールに飛び込む。
「はっ?何、して…」
「ぷはぁー!!気持ちいーよ!!」
僕の手を梢が引っ張る。
「うわぁ!?」
顔を上げると濡れた髪が気持ちいい。馬鹿だと思った。青すぎて笑っちゃいそうだった。というか実際笑ってた。
「どこが死んでるんだよ」
「うじうじ考えても仕方ないでしょ?」
「んん」
梢がプールサイドに上がって鞄からバスタオルを出す。
「何で持ってるんだよ…」
「え、逆に君は持ってないの?」
「当たり前だろ」
「貸すから拗ねないの」
「拗ねてない」
梢はバスタオルを被ってフェンスの外を見て呟いた。
「私、生きるよ。君の生きる世界で生きてみようかな。もー…君のせいだよ?私が死ねなかったのは」
なぜか声が震えてた。

  • 青くて蒼いある日の話
  • 一回読んだよ!って人もご勘弁を。
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  • こうゆうの大好きだわーー!!
    普段ミステリーとか学園モノ?を読んだりするんだけど、もう私の好みにー( '-' )ー>グサって感じ!!‪w
    主人公の女の子の名前は「こずえ」でいいんだよね?
    これからも楽しみにしてる!

  • 《サキホちゃん
    合ってるよ!
    なんか、この掲示板って恋愛系の小説少ないなっておもって、書いた!!
    よかった!!
    響いてくれて笑