こんな醜い「好き」を ゴミ箱から探し出してきて後生大事に持っている 嗚呼 こんな「好き」いらないけど手放せない お風呂の排水溝に髪の毛ごと流してしまいたい けど髪の毛のリンスの毛通りはそのままに 「好き」という感情ではもはやなくなった頭に ケーキが詰め込まれ流れ行く じゃあ正しい「好き」ってなんだろう そう問いかけるも鏡の自分は何も答えない 鏡の中の「僕」はそんなに「好き」じゃないから 「…分かるわけ、ないのにね」