結月視点 「結月姉、時雨さんどうかしたんですか?」 神妙な面持ちで、恐る恐る尋ねてきた美月。 「時間が経ったら、全部わかるよ。今は、 時雨ちゃんがおかしくなったことに、AIが関係あることぐらいしかわからない。」 僕が言い放つと美月は、不安そうな顔をしていた。 「大丈夫。僕がちゃんと助けるから。」