前回と同日、午後10時、作戦は決行された。
オータロー、キタ、ラモスの第一コミュニティとリータ、マホ、チャチャの第二コミュニティの二手に分かれて、通り魔が出没したとの情報がある公園の捜索が開始された。
キタ「もしそっちで通り魔を見つけたらマホの能力で僕に連絡すること。こっちが見つけたらチャチャ君に可視化で知らせるから」
マホ『了解!』
チャチャ「了解。けどこっちなら普通に捕まえられそうだな」
ラモス「こっちがキツイんだよ……。ったく、何でこんな不公平な組分けなんだ?」
オータロー「僕に関しては、逃げることしか出来ないんだが…」
キタ「この三人組が一番長い付き合いなんで。あとは作者の趣味」
ラモス「おいおいおい、今はメタは禁止だぜ」
キタ「おっとすまない。……では、作戦開始!」
捜索開始からおよそ20分後。彼の通り魔を発見したのは、第一コミュニティだった。
キタ「居たああああああ!」
ラモス「馬鹿、大声出すな!」
キタ「出たwwうるさいって言う奴が一番うるさいやつww」
通り魔「……誰か居るの……?」
オータロー「ヤベ、バレた。早く向こうに知らせてくださいよキタさん!」
キタ「今やった。じゃあ、時間稼ぎよろしく!」
オータロー「え……僕?」
通り魔、彼らにどんどん近付いていく。
キタ「残り距離5m。ガンバ!」
オータロー「あああああクッソ!やってやろうじゃないかぁあ!行くぞ!」
オータローの能力『オウ、ヤット出番ダナ!』
通り魔「君…嫌な記憶があるね…?ボクが忘れさせてあげるよ…!」
通り魔はオータローに持っていた長い棒状の物体を振り下ろした。