ずっしりと重たいブレザーをぬいで 洗いたての真っ白なカッターシャツに着替えた少女たちが あたたかい光と心地よい風のなかでくるくる笑うころ 遠い国の将軍は 町への突撃準備が整った軍隊を前にして 誰にも知られないようにひっそりと呟く 「本当は誰も殺したくなんかないのに」